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災害派遣(能登半島地震・珠洲市)

4月中旬、1月に発生した

能登半島地震により被災した

石川県珠洲市に災害復旧チームを

派遣しました。

2月の七尾市に続いて

2度目となります。




今回は復旧チームの班長の簑口課長と

メンバーの西潟さんに

現地でのことを伺いました。

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珠洲市は、能登半島の先端にあります。


珠洲市の近くでは宿泊できない為、志賀町で宿泊。そこから片道2時間の移動で現地に入り復旧作業を行いました。テレビで被災地の状況を見聞きしてはいましたが、実際自分の目で見るとその光景は凄まじく、あの日あの時に起こった事は想像を絶する物だったのだなと、改めて感じさせられました。


復旧は普通の工事とは違い材料が限られています。物流も回復してきてはいましたが、手に入る材料は限られます。事前に報告のあった漏水箇所へ出向き、掘って確認し、現地で確保できる材料で、最善の修理を行う。材料が確保できず直せない事もあります。これの繰り返しです。


修理を進めて行き、修理した地域で水道が復旧すると、自分達がここに来て少しは役に立てたかなと、達成感みたいなものを感じる事ができました。

私達が行った季節は4月。桜の季節です。こんな大震災が起きた珠洲市ですが、桜の木には綺麗に花を咲かせてました。地震が起きても、いつもの決まった季節に、綺麗な花を付け咲くのです。震災で被害に遭われた方々も、きっと、この桜のように、いつもの季節と変わらない生活が戻ってくる事をお祈りしてます。  (簑口)



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珠洲市の中でも海付近は特に被害が大きく見渡す限り家屋が全壊または半壊。下水道のマンホールが人の背丈ほどまで飛び出していて道路は車一台が何とか走れる状況でした。


自分だったら家族を守りながら避難できるのだろうかと不安に思うほどの光景を目の当たりにして、地震や津波の怖さを思い知らされました。


実際に私たちが復旧作業を行ったのはもう少し山側です。住民の方が避難所から家屋の片付けに来ている姿も見られました。

主な作業は、道路上の配水管から家屋の水道メーターまでの漏水個所を復旧し配水管の使用可能範囲を広げていくことでした。


ある日の作業では住めない家屋に片付けに来ていた住民の方とお話しする機会がありました。辛い状況であろうにも関わらず、とても気さくに接して頂き、地元の方々の前向きなお姿が印象に残りました。

災害復旧作業を行っていると個人の力の微力さをいつも以上に感じてしまいますが、同時に力を合わせ協力し合う大切さも再認識しました。


今後も機会があれば復旧作業には進んで参加し、少しでも早く被災地が日常を取り戻せるようにお力添えさせていただければと思います。(西潟)

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【現場の様子】

被災地の皆様の一日も早い

生活再建に向けて今後も支援を

続けてまいりたいと思っております。